ケラ&ザ・シンセサイザーズLive

 6月17日土曜日の話になるのですが,久しぶりにケラ&ザ・シンセサイザーズのライブに行ってきました。まぁライブなんてシンセのしか行ってないんですけど,前回の空手バカボンとの対バンをうっかり見逃していたこともあって,なにが何でも観に行きたかったのですよ。そのくせ,是非ともと言う割には当日券5000円を払って足りするんですが・・・。ただ,当日でも入れると言う状況にも「なんだかなぁ・・・」という気がしないでもないです。そんなことは知らない振りしてギリギリで入場。大体400人くらい入っている感じでしょうか?客層はいつもの感じで若干年齢が高め。ちらほらとゴスっぽい子がいるのはオープニングアクトがFloppyだったりするからでしょう。
 今回はあんまり元気もなかったので下手階段付近で大人しく暴れてました。いつもなら最前列まで行くんですけどね,さすがに元気のない180センチ30歳がボーっと最前列にいたのでは邪魔です。足とか踏まれた挙句「いたい!」とか言おうもんなら「あ?」とか言われかねません。用心です。
 1曲1曲紹介していくのも野暮だと思うのでセットリスト晒しておきます。表記が違うとかそういう突っ込みはナシの方向でお願いします。どうせ見る人が見ればわかるんだから問題ないのです。

0 Because
1 キーマニ
2 千の病をもつ男
3 How To Swim
4 Meaning of Love
MC1
5 中央フリーウェイ
6 白いパラソル
7 SUNDAY→FRIDAY
8 ハッピー/アンラッキー
MC2
9 べにくじら
10 ナイトサーファーズ
11 だいなし
12 その手はないよ
MC3
13 心の旅
14 君はGANなのだ
15 ハッピースリープ
アンコール
16 LOVE LOVE LOVE
17 夜のスポーツ
アンコール2
18 アローンアゲイン
MC4

 Becauseをバックにメンバー入場。キーマニアのさびの部分がいつもより長目でさすがに息が上がる(笑) 4曲を全力疾走。10年以上昔の曲に混じってM-3がより新鮮に感じられた。

  • MC1

 相変わらず適当なことばかり言うケラさん。「サッカーは手を使えばいいんだよ!みんな頭悪いよなぁ・・何で使わないんだろう?」とか言ってる割にはどの国が出場してるか知らなかったり。それとアルバムの話。今回DA・YO・NE(EAST END×YURI)をカバーしてるんですが,元の歌詞が1行しかない(例のサビの部分)からGAKU-MCに改変した台本部分を送ったら電話で投げやりな返事があったとか何とか。
ミウラ「ホント,よく許可したよね」
ケラ 「だよねー」

  • M-5〜M-8

 今回のライブはレコ発ということもあってM-5,M-6,M-16がアルバム収録曲です。M-5は新井由美,M-6は松田聖子です。ニューウェーブアレンジなんだろうなぁと言う出来映え。M-7,M-8は1作目より。さすがに安定して聴けて乗れるんですが,M-8のBメロで三浦さんのギターがギャーンと前面に出てくる辺りで若干涙でそうになる。いつもは後半にかけてやる曲なのにここに持ってきたのが意外でした。ぬぅ,やられた。

  • MC2

 メンバー紹介。今回はその場の気分でスギヤマ君が担当。スギヤマ君の後ろのパネル(叩くと音が出るデバイス)がニューアルバム仕様になってることや,渋谷クアトロの上手の柱が鬱陶しいので次回は「柱取りギグ」をやるよ!と適当節。YouTuveについて言及。冗談画報の映像が上げられていること,10分以上の映像に関して制限がついたことなど話してました。意外とあの辺りの情報に詳しいみたいで,自慢げに語ってました。上海紅鯨団(ねるとん紅鯨団の前身番組)に出た頃のはなしからM-9 べにくじらなんかも演ってみたっぽい。

  • M-9〜M-12

 アサウチ君のギターソロが切れまくるM-10が印象的。今回もものすごいパワー発しながら前に出てきました。当然のように負けじとスギヤマ君もキーボードか次いで最前列に。若手二人が大活躍。

  • MC3

 BSフジで放送した「おいしい殺し方」の劇場版の宣伝。トークショーもあるらしい。
ケラ 「テレビよりね,だいぶデカイですよ。トークショーもありますよ」
ミウラ「合間に映画やるんだ。映画付きトークショーなんだ」

  • M-13〜M-15

定番となった3曲。M-13 心の旅では間奏時に宇多田ヒカルのトラベリングをうろ覚えで歌うケラさん。若手二人は楽器を投げ出す。Chacoさんはどっかとちったようで,メンバー全員に「んん?にやにや」なんて感じで見られてました。M-14,M-15とスピード感が相変わらずイカス。

  • アンコール1〜M-16〜M-17

ケラ「立ってるのつらいでしょ。次はイスを用意します。ふかふかのイス。10個に1個ふかふかのスギヤマが入ってる」
 今回のアルバムに収録したM-16 Love Love Loveの紹介。言わずと知れたDreams Come Trueの代表曲ともいえる大ヒット曲なのですが,のっけからケラさんのボーカルが念仏のように唸りを上げる展開。サビの部分にいたってはアサウチ君によるこれまた念仏のようなコーラス。少なくとも愛を叫んではいない。よくもまぁレコード会社はOKを出したもんだと感心してしまうほどです。客に動揺が走るカバーってのも珍しい(笑)

  • アンコール2〜M-18〜MC4

ケラ「アンコールは2回あると思ってるでしょ?(笑)」
 そんな感じで終始和やかにM-18 アローンアゲインへ。すっきりとした終わり方でした。ガンガンテンションをあげていくと言うよりもペースを大事に最後までがんばれるような感じでしたね。不調ながらも最後まで楽しめました。終わってからケラさん一人でステージへ上がり一言「もう曲がないんだ(笑)」
 
 こんな感じのライブ。昔からのファンの人には(といっても昔からのファンの人しかネットでは見かけないのだけれど)そっくりショーは?Sの終わりは?オードリーは?FINEは?と欲求不満が重なっているようですが,そこはほら・・・一応違うバンドなんだし,新しいバンドの曲があれば昔のバンドの曲なんて不要なわけだし。ライブ全体の流れの中でやれることは限られてるんだから,今回みたいなライブがあってもいいんじゃないかと僕は勝手に思った。ただ会場がノリ切れてなかったのはそういう理由なのかもしれないなぁと理解できなくもない。過去を否定するわけじゃないのであしからず。文句言われても知らん。