知性への羨望,肉体への渇望

ミクシィでの日記のお話なんですが,先日のおちんちんのお話と関連してちょっと色々思ったことがあったので,ダーッと書いてみる。というか,彼はあんなところで知識を披露するんじゃなくて,もっとオープンな場所で書けばいいのに! と思うものの,彼はプロ故にこんなところで金にならないこと書くよりはクローズな場所でダラダラしたいんだろうなぁなんてことを思ったりも。
話を戻してっと。フェチズムというと,主に異性に対する性的な嗜好を連想しがちですが,ちょっと違って無機物へのフェチズムのお話です。無機物に対するフェチズムというと,男である俺なんかは衣服の機能性が気になったりする。「こんなところにこんなポケットが!」とか「何このファスナー!!」みたいなギミックに惹かれます。ヤンキーが学生服のいたるところに隠しポケットがついてるのを好むのと一緒だ。機能美とまではいかないまでも,余計なことに一生懸命になってるデザインとか好きです。あとは巨大な建設重機に対する憧れみたいなのもありますね。俺は違うんだけど,工具とか精密なメカが好きという人も多いと思う。ちなみに上記のミクシィ日記ではプログラムのソースコードに対するフェチズムなんてのもあったりした。一方で女性の場合はどうなんでしょうか? よく見かけるのは化粧品とか下着とか特定のデザイン性を持つグッズなんかでしょうか? 最近見たものでは雪の結晶グッズを色々集めてしまう人がいました。
こういうのを見ていくと思うのですが,よりミクロなものや,精密なものに対する憧れってのはある意味で,知性や美意識への憧れではないのかと。衣服の機能性を無視したデザインや雪の結晶グッズなんて正にそういった美への憧れといえるかも知れない。ソースコードとか緻密なメカは知性への憧れだろう。そういった憧れの行き着く先はいわば自分にないものや,目指している目標へとたどり着くのだろう。逆に大きなもの,俺の建設重機萌え嗜好なんかもそうなんだけど,そういう憧れはいわば肉体への渇望なんだろうな。ところが女性の場合は余りそういうものが見当たらない。女性の場合の肉体的な憧れはつまるところ美への憧れであることが多いので,余り大きなものへと嗜好は向かないのだろう。聞いたことないし。強いて挙げるとするならば,肉体を改造するために用いるコスメとか下着なんかが当てはまるのかな?
そんなわけで,異性に対するフェチズムというのが分かりやすく表現される(眼鏡女子好き,スーツ男子好きみたいなのね)のに対し,同性に対するフェチズムは無機物によって表現されているのではないかと思うのです。つまり無機物に対する嗜好性を読み解いていくと,その人のなりたい姿や目標が分かるんじゃないでしょうか? もうちょっと煮詰めて考えるのもいいかもしれないな。