神様にお願い

長らく音楽のない生活を続けておりましたが,久しぶりにCDを買ってみました。ケラ&ザ・シンセサイザーズの初のフルアルバム「15 ELEPHANTS」と有頂天トリビュートの「The Very Best Covers Of 有頂天」なんですけど,後者に関してはプロデューサーがシンセのバンマスで元有頂天の三浦氏,シンセ自身もマリオネットタウンでそっくりショーをセルフカバーしているので,純粋なトリビュートとも言えない様な気がしないでもないです。まぁそれはさておき,前者の15 ELEPHANTSです。1995年から活動を開始して以来12年も経っているわけですが,今までフルアルバムは出てなかったんですね。前3作がどれもコンセプチュアルなつくりであったと思うと,今作は有頂天の続きともいえるような意地悪な作品になっています。
このアルバム,メンバーのスギヤマ氏が「AISSLEの続きができました!」とまで言い切っているようです。各曲の解説についてはケラさんのブログに書かれてますんで,そちらを参照のこと,前半だけだけど。というか,後半部分に関してはかかれる気配はないな。撮影に舞台にと忙しいのもわかるけど,月末にはライブも控えているのでぜひとも書いていただきたいところ。
今回のアルバムで一番驚いたのは15曲目の「神様とその他の変種」のサビ部分。1990年に東芝EMIから発売された「P-FREAKS HOUR ヤマアラシとその他の変種」の1曲である「ヤマアラシ嗜好症」のサビをリテイクしたようです。いまさら聴けるなんて思ってなかったんで懐かしくて泣けた。さらに,2番のBメロの一部である「時は経つ 繰り返す 戻れない」の「時は経つ」がなぜか壊れたレコードのように7回も繰り返される。ここで思い出すのが本作が「AISSLE」の続きである,ということだ。「AISSLE」以後のオリジナルアルバムは次のとおり「SEARCH FOR 1/3 BOIL」「GAN」「ACID HORROE」「カラフルメリィが降った街」 「でっかち」 「SEARCH FOR 1/3 FIN」の以上の6枚。つまり続きだよってことをこんなところでも示していたりするわけです、ニヤリ。確認してみたいんですがケラさんはちゃんとアルバム後半部分についての解説してくれるんだろうか?待ってるんだけどなぁ。
てことで5/26は初台Doorsでシンセサイザーズのライブです。ちょう楽しみ!

フィフティーン・エレファンツ

フィフティーン・エレファンツ

The Very Best Covers Of 有頂天

The Very Best Covers Of 有頂天